top of page

伝えたいことは「目に見える言葉」で伝えよう

目に見えない言葉、目に見える言葉


「スポーツ」は目に見えませんが、「サッカー」は目に見えます。

「問題解決」は目に見えませんが、「病院を建てる」は目に見えます。

「自分らしさ」は目に見えませんが、「赤い帽子」は目に見えます。


頭の中でイメージできる言葉の方が、人の脳が理解しやすく、相手に伝わりやすいと言われています。


勉強を教えない塾では、伝わるように言葉のチョイスを工夫することを「言葉のドレスアップ(Dress Words Up)」と呼んでいます。


ファッションと同じように、言葉も「服」を着せた方が魅力が伝わる、という考え方です。


Dress Words Up

「思ったことを言って何が悪いんだ!」という人がたまにいますが、それは「生まれたままの姿で出歩いて何が悪いんだ!」というのと同じ、と考えるとどうでしょう?

伝え方を工夫することは大事だという気になりませんか?


自分の言葉をそのまま使うより、「相手が理解できる言葉」を選ぶ方が、伝わりやすくなるのは当然です。「なぜ相手は理解できないんだろう?」と考えるより、「どう伝えれば理解できるだろう?」と考える方が優しいですよね。


そういう伝え方の工夫をお届けするのが『Dress Words Up(言葉のドレスアップ)』です。主に講座や文章作成のサービスとしてお届けしています。


同じ言葉でも、「同じ意味」で理解されるとは限らない


「仕事」という言葉一つ取っても、仕事が好きか嫌いかで印象は全然違いますよ。専門知識がなければ想像すらできない言葉もたくさんあります。

(例:「ISO感度」はカメラ、「ISO認証」は規格に関する用語ですが、知らない人にはどちらも想像すらできません)


自分が理解できているからこそ、かえって「相手の視点」を想像するのが難しくなることがあります。相手が理解できるかどうかを判断するのは難しいので、塾では「目に見えるかどうか(絵で描けるかどうか)」を一つの基準にしています。


例えば、塾でよく使う言葉(=伝わっていなかった言葉)を目に見える言葉で表現すると、


「アウトプット」

 → 人に話す、紙に書き出す、文章や単語で表現する


「ロジック」

 → 順序立てて伝える、話の全体像や流れがわかるようにする


「勉強を教えない塾」

 → 子どもが自宅で勉強できるようになる塾、伝え方を学ぶ塾


……どうでしょう? 少しイメージしやすくなりました?


言葉をイメージする

普段、あなたが使っている言葉は?


自分の言葉が目に見えるかどうかは意外とわかりません。でも、他の人が使っている言葉ならすぐにわかります。次の言葉とかどうですか? 


「地方創生」

「ソリューション」

「合併症」

「ロビイング」


自分が普段使っている言葉も、人から見ればこれらの言葉のような印象を持たれているかもしれません。まずは、自分が普段どんな言葉を使っているか振り返ってみるといいですね。


「当たり前のように使っていたけど、意外と人には理解されていない言葉かもしれない」と気付くことが、伝えたいことを伝える第一歩になるはずです。


一人で考えると難しい時は、人と一緒に確認しながら言葉を挙げたり置き換えたりすると効果的です。

普段、あなたが使っている言葉は? それを「目に見える」ように置き換えると?


セッション・言語化

「いつもと違う人」と関わるほど、伝える力は伸びる


仲間内や似た者同士は、共感されることも多く、ほとんど苦労せず話せます。わざわざ説明しなくてもわかってもらえることがたくさんあります。


しかし、その心地よさに浸り続けていると「伝える力」は伸びません。同じ人とばかり関わっていると、「自分たちにしかわからない言葉」が増え、しかもその現実に無自覚になります。


伝わることを大切にしたいなら、普段あまり関わらない人と喋る機会も大切にしましょう。

 ・違う業界の人と喋る(例:営業職と教師、アスリートと宗教家、高校生と主婦など)

 ・新しいコミュニティに飛び込む(例:オンラインサロン、政治団体、NPOなど)

 ・いつもと違う行動をとる(例:バーに行く、ボランティアをする、海外へ行くなど)


勇気は試されるかもしれませんが、「伝える力」は間違いなく伸びるはずです。


伝えたい想いがあるからこそ、自己満足な言葉ではなく、想いやりが伝わる言葉を。


言葉のチョイスを見直しながら、「目に見える言葉」を増やしていきましょう。



↓ご意見・ご感想・ご質問はLINEまで↓

LINE

↓過去のブログはこちら↓


Comments

Rated 0 out of 5 stars.
No ratings yet

Add a rating
bottom of page